おやつコーナーでよく見かける「クッキー」と「ビスケット」。似ているけど、実は違う？海外では呼び方が逆だったり、日本の法律で線引きされていたり…意外と知らない“焼き菓子の境界線”を、今回は徹底解説します！
この雑学を要約すると
- 「クッキー」はビスケットの一種で、砂糖やバターが多めのリッチな焼き菓子
- 英語圏では「クッキー」と「ビスケット」の定義が真逆になることもある
- 日本では「クッキー」と「ビスケット」の違いは見た目や食感、糖分・脂肪分の量で分類されている
目次
クッキーとビスケットの基本的な違い
実は、「クッキー」と「ビスケット」の違いには国による認識の差と日本独自のルールがあります。
- アメリカでは：「クッキー」は甘い焼き菓子全般を指します。チョコチップ入りなどが一般的。「ビスケット」はスコーンのような柔らかいパン生地のお菓子を指します。
- イギリスでは：「ビスケット」が甘い焼き菓子の主流。一方でクッキーという単語はアメリカ英語なのでアメリカ風のチョコチップやナッツが入ったものを「クッキー」といいます。
つまり、「クッキー」と「ビスケット」は、英米で異なるものを指しているのです！
知恵の妖精ミネル国によって焼き菓子の“定義”は違うの。ちなみに日本ではさらに面白い定義があるのよ♪
日本における「クッキー」と「ビスケット」の違い
日本では、実はどちらも「ビスケット類」という大きなカテゴリに入ります。そして全国ビスケット協会の自主基準では以下のように定義されています。
| 分類 | 特徴 |
|---|---|
| ビスケット | 焼き菓子全般の総称。油脂や糖分が少なめで軽い食感が多い。 |
| クッキー | ビスケットの中でも糖分・脂肪分が多く、見た目や風味に高級感があるもの。重くてしっとりした食感が特徴。 |
つまり、クッキーはビスケットの一種。油脂や砂糖が多く、風味豊かなものを「クッキー」として扱っているのです。
おいしさの秘密は「焼き方」と「原材料」
2つの違いをさらに掘り下げると、原材料の配合と焼き方に注目することで味わいの差が生まれていることがわかります。
- クッキー：バター（またはショートニング）、砂糖、卵が多く、しっとり or サクほろ食感。
- ビスケット：小麦粉主体で、水分や油脂が控えめ。サクサク軽い食感。
また、焼き時間やオーブンの温度によっても変化します。家庭で作る際には、自分の好みに合わせて調整してみましょう。
実は日本人の口に合うのは“ビスケット”？
海外のクッキーはかなり甘いのが特徴。それに比べて、日本のビスケットは甘さ控えめで軽く、緑茶や紅茶とも相性◎。大人から子どもまで親しまれるのも納得です。
豆知識！
「ビスケット」という言葉はラテン語の“ビス（2回）”＋“コクトゥス（焼いた）”から来ており、「2度焼いたパン」が語源。保存食としても優れていたんです。
まとめ
- 「クッキー」はビスケットの一種で、砂糖やバターが多めのリッチな焼き菓子。
- 英語圏では「クッキー」と「ビスケット」の定義が真逆になることもある。
- 日本では「クッキー」と「ビスケット」の違いは見た目や食感、糖分・脂肪分の量で分類されている。
「クッキー」と「ビスケット」、どっちも美味しいけれど、違いを知るともっと楽しめる！
おやつ選びや手作りの際に、ぜひ思い出してくださいね。
