実は「オセロ」は商品名!?意外と知らないボードゲームの真実

子どもの頃に誰もが一度は遊んだことのある「オセロ」。白と黒の石を裏返して勝負する、あのシンプルで奥深いボードゲームです。しかしこの「オセロ」という名前、実は一般名称ではなく“商品名”だということをご存じですか?

この記事では、「オセロ」という名前の由来から、その意外な誕生秘話、そして類似ゲームとの違いまで、ちょっと自慢したくなる雑学をご紹介します。

この雑学を要約すると

  • 「オセロ」は1973年に日本で商標登録された商品名で、一般名称ではない
  • 原型はイギリスの「リバーシ」で、ルールはほぼ同じ
  • 名前の由来はシェイクスピアの悲劇『オセロ』から来ており、白と黒の対立が象徴されている
目次

「オセロ」は登録商標だった!?

「オセロ」は実は日本生まれのボードゲームで、1973年に長谷川五郎氏が考案し、ツクダオリジナル(現在のメガハウス)が商標登録を行った正式な商品名です。

つまり、「オセロ」という名称は商標で保護されており、他社が自由に使うことはできません。そのため、同じルールを持つゲームでも、商品名に「リバーシ」など別の名称を使って販売されています。

じゃあ「リバーシ」って何?

「リバーシ(Reversi)」は、19世紀のイギリスで考案された、オセロの原型ともいえるゲームです。
オセロはそのリバーシをベースにルールをシンプル化し、日本国内で商品化されたものです。

当時のリバーシは盤面の大きさ、マス目の数、盤面の色、駒の色などが自由で明確なルールはなかったようです。

とはいえ、現在広く親しまれている「オセロ」は、リバーシとはルールがほぼ同じであるため、「オセロ=リバーシ」と認識されているのです。

マナブ

学校でオセロを「リバーシ」って呼ぶ子がいて、なんで違う名前なのか気になってたんだよ!

知恵の妖精ミネル

オセロは商品名で、リバーシは元々のゲームの名前なのよ。商標の関係で他社では「オセロ」とは呼べないの。

「オセロ」の名前の由来はシェイクスピア!?

では、「オセロ」という名前はどこから来たのでしょうか?
実はこの名称、シェイクスピアの悲劇『オセロ』に由来しています。

物語の中では、黒人将軍オセロと白人女性デズデモーナの恋愛・裏切り・嫉妬が描かれます。
白と黒、善と悪、光と影…まさに白黒の石を裏返し合うゲームにふさわしい、象徴的な名前として採用されたのです。

実は「UNO」や「ジェンガ」も商品名!

ちなみに、オセロだけでなく、「UNO(ウノ)」や「ジェンガ」も登録された商品名。
一般名詞のように使っている人も多いですが、正式には商標が存在しています。

豆知識:オセロの必勝法はある?

オセロは運ではなく実力がすべての完全情報ゲームとされています。
AIとの対戦では、コンピュータが勝つ確率が非常に高く、人間が太刀打ちできないことも。

ただし、初心者向けのワンポイントアドバイスとしては「角を取ることを意識する」のが大切です。
角を取ると、その隣の石が裏返されにくくなるため、形勢を有利に保ちやすくなりますよ!

まとめ

・「オセロ」は1973年に日本で商標登録された商品名で、一般名称ではない
・原型はイギリスの「リバーシ」で、ルールはほぼ同じ
・名前の由来はシェイクスピアの悲劇『オセロ』から来ており、白と黒の対立が象徴されている

ちょっとした会話のネタにもなる「オセロとリバーシの違い」。
次に誰かとゲームをするときには、ぜひこの雑学を披露してみてくださいね!

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