バスケットボールでよく聞く「トラベリング」。
試合中に審判に笛を吹かれて、プレイヤーが残念そうな顔をする―――そんな場面を一度は見たことがあるのではないでしょうか。
でも、ちょっと待ってください。「トラベリング」って、なぜそんな名前なんでしょう? どうして「旅行する」を意味するこの言葉が、バスケの反則を指すようになったのでしょうか?
この記事では、バスケ用語「トラベリング」の語源から、ルールの意味・役割、さらにちょっとした豆知識まで、分かりやすく解説していきます!
この雑学を要約すると
- 「トラベリング」の語源は「移動する・旅行する」という意味の英単語“travel”に由来する
- ルール違反としてのトラベリングは、バスケのゲーム性(ドリブル重視)を守るために存在している
- 国やリーグによって判断基準が異なることもあり、特にNBAでは柔軟な運用がされる場合もある
「トラベリング」って何?ルールをおさらい
「トラベリング(traveling)」は、バスケットボールにおけるボールを持ったまま許可されていない歩行動作をする反則のこと。
よくあるトラベリングの例:
- ボールを持ったまま3歩以上歩く
- ピボット(軸足)をずらす
- ドリブルせずにステップを踏む
審判に笛を吹かれた瞬間、攻撃側のボールは相手ボールに切り替わってしまうため、非常に痛いミスです。
「旅行」!?トラベリングの語源とは

「トラベリング(traveling)」は英語で「旅行する、移動する」という意味。
でも、なぜバスケットボールの反則の名前になったのでしょう?

バスケの『トラベリング』って、なんで“旅行”の意味になるんだ?試合中に旅行してるわけじゃないのに…!



実はね、『travel』って英語では“旅行”以外に『場所を移動する』というニュアンスがあるんだよ。つまり“ボールを持ったまま不適切に移動する=traveling”とされたんだ。



なるほど…!“不正に動き回る”って意味か!プレイヤーが勝手に“旅行”してたら、そりゃルール違反だよね!
どうして「トラベリング」がルール違反なの?
そもそも、なぜトラベリングが反則になるのでしょうか?
その理由はシンプル。
バスケットボールは「ドリブル」を前提にしたスポーツだからです。
選手がボールを持って走り出せてしまうと、ラグビーやサッカーのような接触プレイになり、ゲーム性が変わってしまいます。
そのため、「ボールを持ったままの移動には制限が必要」という考えから、トラベリングというルールができました。
バスケ豆知識
・トラベリングの判断は審判によって微妙に差が出ることもあるため、国際ルール(FIBA)とNBAルールでは若干の違いが存在します。
・NBAでは、エンターテインメントの観点から多少のステップには寛容な傾向があり、「ギャザーステップ」などの概念が導入されています。
・バスケ初心者にとって、トラベリングをしない動きの習得は最初の大きなハードル。ピボット練習は必須!
まとめ
・「トラベリング」の語源は「移動する・旅行する」という意味の英単語“travel”に由来する。
・ルール違反としてのトラベリングは、バスケのゲーム性(ドリブル重視)を守るために存在している。
・国やリーグによって判断基準が異なることもあり、特にNBAでは柔軟な運用がされる場合もある。
興味をもった方は、次回は「ピボットの正しい使い方」や「NBAとFIBAのルールの違い」もチェックしてみてくださいね!バスケのルールは知れば知るほど、面白くなってきます!