「バスケットボールって、なんでシュートを決めると“2点”加算されるの?」 実はこれ、バスケ初心者だけでなく長年観戦している人でも意外と理由を知らないルールなんです。
この記事では、バスケットボールの2点加点ルールの起源や理由についてわかりやすく解説します。さらには、3点シュートや1点フリースローの違いにも触れつつ、バスケ観戦がもっと楽しくなる豆知識もご紹介!
この雑学を要約すると
- バスケの2点ルールは、試合バランスとスピード感を保つために設定された
- 最初は1点制だったが、戦略性とテンポ向上のために2点制に移行
- 3点シュートや1点フリースローとのバランスが、ゲーム性を豊かにしている
バスケの基本:得点ルールのおさらい
本文まずは、バスケットボールにおける得点ルールを簡単におさらいしておきましょう。
・通常のフィールドゴール(2点):3ポイントライン内からシュートを決めた場合
・3ポイントシュート(3点):3ポイントラインの外から成功したシュート
・フリースロー(1点):ファウルなどで与えられる無防備なシュート機会
では、なぜ2点が基準なのか?ここからその歴史をひも解いていきます。
起源は1891年の“ある工夫”から始まった
バスケットボールは、1891年にアメリカの体育教師ジェームズ・ネイスミスが考案したスポーツ。雪で外で運動できなかった生徒たちのために、室内でできる競技として誕生しました。
当時はサッカーやラグビーが人気だったため、接触の少ない“投げてゴールする”新スポーツとして作られたのです。
最初から2点制だったの?
実は、初期のバスケには得点ルールが細かく設定されておらず、1点ごとに加算されていました。2点制が導入されたのはその後で、よりスピーディかつエキサイティングな試合展開を演出するために標準シュートを2点としたのです。

へぇ〜、最初は1点だったんだね!でもどうして“2点”に決めたんだろう?



試合のバランスを保ちつつ、プレイヤーの戦略性を広げるための判断だったのよ。



なるほど!じゃあ3点シュートはそのあとで追加されたの?



そう。1979年にNBAで正式導入されたのが最初になるよ。遠くからでも勝負できるように、試合がより多様で面白くなったんだ。
なぜ2点が「基準」なのか?その理由とは
バスケの得点制度は、試合のスピード感とバランスの最適化を目的として整えられてきました。もし1点単位だったら、試合のテンポが遅くなりがち。逆に3点を基準にしてしまうと、得点がインフレしてゲーム性が崩れてしまいます。
そこで導き出されたのが「2点を基準にする」というルール。
- 得点が大きすぎず、小さすぎずバランスが取れる
- 戦略的なプレイ(3点シュートやフリースロー)も引き立つ
- 観戦者にも分かりやすい
という、ルールと試合展開のバランスが絶妙に保たれているのです。
ちなみに…フリースローはなぜ1点?
これは「ファウルによるペナルティの象徴」として意味があります。本来ならディフェンスに阻まれていた場面を“無防備な状態”で再現するため、あくまで補填的な得点として1点に設定されているのです。
まとめ
・バスケの2点ルールは、試合バランスとスピード感を保つために設定された。
・最初は1点制だったが、戦略性とテンポ向上のために2点制に移行。
・3点シュートや1点フリースローとのバランスが、ゲーム性を豊かにしている。
バスケットボールの得点ルールには、試合をもっと面白くするための工夫がたくさん詰まっています。この記事をきっかけに、バスケ観戦がさらに楽しくなれば嬉しいです!