「小学校といえばドッジボール!」
校庭に飛び交うボール、全力でよける子どもたちの姿…思い出すだけでちょっとワクワクしませんか?
でもふと疑問に思いませんか?
なぜドッジボールはここまで“定番の校庭遊び”になったのか?
そしてそもそも「ドッジ」ってどんな意味?
この記事ではその理由と語源を詳しく解説しつつ、子どもたちに愛され続けるドッジボールの魅力と豆知識をご紹介します!
この雑学を要約すると
- 「ドッジボール」の“ドッジ”は英語で「よける・かわす」という意味
- 誰でも簡単に楽しめるルールと、協調性・体力・判断力をバランスよく育てる要素で学校教育と相性抜群
- 戦後の教育方針や日本独自の進化により、小学校の校庭で定番の遊びとして根付いた
まず気になる!「ドッジボール」の“ドッジ”って何?
「ドッジ(dodge)」とは、英語で「素早くよける」「身をかわす」という意味の動詞です。
つまり「ドッジボール(dodgeball)」とは、「よけるボール」や「よけることが大事なボール遊び」という意味になります。
敵のボールをうまく避けることが勝敗を左右するこのスポーツにぴったりの名前ですね。

“ドッジ”って「かわす」って意味だったんだ!“ボールをぶつける”って意味だと思ってたよ。



本当の意味は“よける”なのよ。むしろ“よける能力”が勝敗のカギを握るの。だから、運動神経だけじゃなく反射神経も試されるスポーツなのね。
ドッジボールが「校庭の定番」になった理由
1. 誰でもすぐできる!シンプルなルールと手軽さ
ドッジボールは、ボールが1つあればすぐに始められる手軽さが魅力です。
ルールも簡単で、チームに分かれて当て合うだけ。外野ルールや王様ルールなど、多少のローカルルールを入れても、すぐに覚えられるのがポイントです。
そのため、低学年から高学年まで学年を問わず楽しめるという利点があり、自然と「みんなで遊べる遊び」として定番になりました。
2. 運動・教育・コミュニケーション、すべてが育つ!
ドッジボールは体を動かすだけの遊びではなく、さまざまな能力を育てるスポーツとしても評価されています。
- 投げる力(筋力・コントロール)
- よける動き(反射神経・空間認識)
- チーム戦略(協調性・判断力)
体育の授業に取り入れられているのも納得です。



確かに、チームで動くから自然に友達とも仲良くなれた気がするなあ。



ドッジボールは“コミュニケーションのきっかけ”にもなるよね。勝っても負けても“次こそは!”って一緒に楽しめるのが魅力ね。
3. 戦後の教育方針にぴったりハマったスポーツ
戦後の日本では「心身の健全な発達」が教育の重要な柱になり、集団で安全に体を動かす遊びが求められました。
ドッジボールは
- 誰でも参加できる
- 怪我のリスクが比較的低い
- 運動・協調・ルール理解の要素をバランスよく含む
という理由で、学校現場で理想的な遊びとされ、全国の小学校で広まっていったのです。
歴史をひも解く:日本におけるドッジボールの歩み
本文ドッジボールの原型はヨーロッパの兵士の訓練から生まれたと言われています。
日本に伝わったのは大正時代。当初は「避球(ひきゅう)」と呼ばれ、スポーツ教育の一環として広まりました。
そして1989年には「日本ドッジボール協会(JDBA)」が設立され、正式な競技スポーツとしても地位を確立。全国大会やルール整備も進んでいます。
まとめ
・「ドッジボール」の“ドッジ”は英語で「よける・かわす」という意味。
・誰でも簡単に楽しめるルールと、協調性・体力・判断力をバランスよく育てる要素で学校文化と相性抜群。
・戦後の教育方針や日本独自の進化により、小学校の校庭で定番の遊びとして根付いた。
あなたのドッジボールの思い出には、どんな場面がありましたか?
ただの遊びと思いきや、実はたくさんの意味と歴史がつまったスポーツだったんです。
次に校庭を見かけたとき、ちょっとだけ懐かしい気持ちになれるかもしれませんね。