「紙は7回までしか折れない」と聞いたことはありませんか?
一見ありそうで、でもなんだかウソっぽいこの話。SNSや雑学番組でもたびたび話題になりますが、果たして本当なのでしょうか?
この記事では、このウワサの真相に迫るとともに、実際に挑戦した驚きの記録や、紙の構造、物理的な限界についても解説します!
この雑学を要約すると
- 紙は通常7回程度しか折れないが、大きな紙や道具を使えば7回以上折ることも可能
- 折るたびに厚さは2倍になるため、指数関数的に物理的限界が早く訪れる
- 一方向折りや紙の選び方によって、折れる回数や厚さの変化は大きく異なる
紙は7回までしか折れないって本当?
まず結論から言うと、「普通の条件ではだいたい本当。でも、工夫次第で8回以上折れることもある」が正解です。
これは紙の厚さが折るたびに倍になるという性質に由来しています。たとえば、0.1mmの紙を折ると…
- 1回:0.2mm
- 2回:0.4mm
- 3回:0.8mm
- 4回:1.6mm
- 5回:3.2mm
- 6回:6.4mm
- 7回:12.8mm
このように、折るたびに厚くなっていき、手の力ではこれ以上折りにくくなるのです。

紙って7回以上折れないって本当?



実は7回以上折ることができた記録があるんだ!



えっ、どういうこと?



たとえば、すごーく大きな紙を使えば、理論上は8回以上折ることも可能なんだ。実際、アメリカの高校生が13回折ることに成功したという記録もあるんだよ。



どうしてそんなにできるの!?



その子は1.2キロメートルもの長さのトイレットペーパーのような紙を使ったんだ。それに、折るのも手じゃなくてローラーで圧縮してたそうよ。常識の限界は、工夫次第で超えられるのね。
紙の厚みと折りの関係を知ろう


紙を折るたびに厚さが2倍になると、指数関数的に厚くなるため、物理的に限界が訪れます。
たとえば、0.1mmの紙を42回折ると…
なんと厚さは地球から月までの距離を超える計算になるのです!
月までの平均距離:約 38万4400km
紙を42回折ると:約 43万9805km(理論上)
もちろん現実には、42回折る前に紙が破れるか、物理的に折れなくなりますが、指数関数のすごさが実感できますよね。
まとめ
・紙は通常7回程度しか折れないが、大きな紙や道具を使えば7回以上折ることも可能。
・折るたびに厚さは2倍になるため、指数関数的に物理的限界が早く訪れる。
・一方向折りや紙の選び方によって、折れる回数や厚さの変化は大きく異なる。
「紙は7回しか折れない」は、確かに日常の中では”ほぼ真実”。でも、工夫すればその常識も打ち破れるという事例は、学ぶ楽しさとチャレンジ精神を思い出させてくれますね!
ぜひあなたも、大きめの紙を用意して挑戦してみてはいかがでしょうか?