この雑学を要約すると
- Googleは検索エンジンの名前
- 「googol(グーゴル)」という数の単位の綴りを間違ったのが由来
- 日本語の「ググる」と同じように英語でも「google」が使われている
Googleは世界最大の検索エンジン企業であり、様々なIT事業に取り組むアメリカの巨大企業。
そんなGoogleの社名の由来について簡単に解説します。
Googleはどのように設立されたか
Googleは1998年にスタンフォード大学の計算機科学の博士課程に在籍していたラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンによって創業されました。
当初の検索エンジンは検索されたワードが多く含まれているサイトをランク付けして検索結果として表示していました。
そこから新たに検索結果が利用者の求めている情報にどれだけ合致しているかといった適合性を図るため、
①そのサイトがほかのサイトからリンクされているページの数
②ページの重要度(品質)
から評価する「PageRank(ページランク)」という技術で評価されるようになりました。
ちなみに「PageRank」の「Page」はウェブページと創業者ラリー・ペイジの姓をかけたものとのこと。
このような革新的な技術により、設立当初から様々な人物から出資を受け、その中にはAmazon創業者のジェフ・ベゾスもいました。
そして約1年間で2500万ドル(当時のレートで30億円)の資金調達に成功し、巨大企業に向けての一歩を踏み出しました。
「Google」の名前の由来
ペイジとブリンは検索エンジン「PageRank(ページランク)」を最終的に「Google」と名付けましたが、これは本来名付けようとしていた単語の綴りを間違ったものでした。
本来つけようとしていたのは「googol(グーゴル)」という数の単位に由来しており、「1googol」は「1のうしろに0が100個続く数、10の100乗」つまり膨大な数を示しており、そのような莫大な情報量を提供する検索エンジンであることを示すための命名でした。
このように、ペイジたちが新たにドメイン名を登録した際に綴りを間違えたのが起源とされています。
ちなみに、日本の数の数え方で億、兆、京~とありますが、一番大きい単位の「無量大数」でも10の68乗なのでそれよりも大きい数値であるということになります。
「ググる」は英語でも使われている?
インターネットで検索することを日本語では「ググる」と日常的に使いますが、実は英語でも動詞として「Google」が日常的な言葉として使われています。これを受けて2006年に『メリアム=ウェブスター大学辞典』ならびに『オックスフォード英語辞典』は「Google」という動詞を収録しました。
使用例
「Do you know how old ○○ is now?(○○って今何歳か知ってる?)」
「Why don’t you google it?(ググってみたら?)」
このように、Google=検索というイメージが世界中の人々にあり、企業として確固たる地位を築いていることがわかりますよね。
まとめ
Googleは学生のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンによって創業され、その革新的な技術により多くの投資家から資金調達に成功しました。
そしてGoogleの社名の由来はその新技術の検索エンジンに「googol」という膨大な数の単位を名付けようとしましたが、その綴りをドメイン登録時に間違ってしまったことが由来でした。
「Google」は、いまでは誰でもインターネットで検索すること自体を「ググる」というまでに一般的な単語になりました。