紅茶好きなら一度は気になったことがあるはず、「ミルクティーとチャイってどう違うの?」という疑問。
それぞれイギリス発祥、インド発祥ということはわかるものの、具体的にどう違うかは説明しづらいですよね。
この記事では、ミルクティーとチャイの違いをわかりやすく解説し、紅茶ライフをもっと楽しむための豆知識もお届けします!
この雑学を要約すると
- ミルクティーは「紅茶+ミルク」のシンプルな飲み物。チャイは「紅茶+ミルク+スパイス」を煮出して作る飲み物
- 味の違いは作り方とスパイスの有無による。ミルクティーは軽やか、チャイはスパイシーで深みのある味
- チャイは身体を温めるスパイスが含まれており、寒い時期にオススメ
ミルクティーとは?
ご存じの通り、ミルクティーは紅茶にミルクを加えた飲み物の総称で、世界中で親しまれています。
主な特徴:
- 紅茶の種類:アッサム、ダージリン、アールグレイなど様々
- 味わい:すっきりした甘さ、ミルクでまろやかに
- 作り方:紅茶をお湯で淹れてからミルクを加える
豆知識:ミルクインファースト vs ティーファースト論争
紅茶文化の本場・イギリスでは、長年にわたって「先にミルクを入れるべきか?紅茶を注いでからミルクか?」という論争が繰り広げられてきました。
この「ミルクインファースト(Milk-in-First)」派と「ティーインファースト(Tea-in-First)」派の対立に、なんと英国王立化学協会(Royal Society of Chemistry)が科学的見解を示し、終止符を打ちました。
▶ 結論:ミルクインファーストが正しい!
その理由は化学的にも納得の内容で、
「熱々の紅茶を先にカップに注ぐと、ミルクのたんぱく質が変性し、風味が損なわれる恐れがある。ミルクを先に入れてから紅茶を注ぐことで、より滑らかでまろやかな口当たりになる。」
というのです。
つまり、本場イギリス流にこだわるなら「ミルクインファーストこそ、正しい紅茶の淹れ方」と言えます!
チャイとは?

一方でチャイ(Masala Chai/マサラチャイ)は、インド発祥のスパイス入りミルクティーです。
主な特徴:
- 紅茶の種類:基本はアッサムなど濃いめの茶葉
- 味わい:シナモンやカルダモンなどのスパイスが効いた独特の風味
- 作り方:水と牛乳、茶葉、スパイス、砂糖を一緒に煮出す
豆知識:チャイは「お茶」という意味のヒンディー語。つまり、「チャイティー」という表現は“お茶お茶”と同じことになるので注意!

ミルクティーとチャイって同じに見えるけど、どうして味が全然違うの?



チャイにはスパイスが入っていて、しかも煮出し式だから、紅茶の香りとスパイスがしっかり溶け合うの。



なるほど!作り方が違うから、味も香りも変わるんだね!



ちなみに、チャイは体を温める効果のあるスパイスが多く使われているから、寒い季節には特におすすめよ。
ミルクティーとチャイの違いまとめ
項目 | ミルクティー | チャイ |
---|---|---|
原産地 | 主にイギリス | インド |
味わい | まろやかで軽め | スパイシーで濃厚 |
作り方 | 紅茶を淹れてからミルクを加える | 全ての材料を一緒に煮出す |
使用茶葉 | ダージリン、アッサムなど多様 | アッサムが一般的 |
スパイス | なし | シナモン、カルダモン、ジンジャーなど |
まとめ
・ミルクティーは「紅茶+ミルク」のシンプルな飲み物。チャイは「紅茶+ミルク+スパイス」を煮出して作る飲み物。
・味の違いは作り方とスパイスの有無による。ミルクティーは軽やか、チャイはスパイシーで深みのある味。
・チャイは身体を温めるスパイスが含まれており、寒い時期にオススメ。
紅茶の世界は奥が深く、飲み方ひとつでまったく違う味わいが楽しめます。
次のティータイムには、ぜひミルクティーとチャイの違いを意識しながら素敵なティータイムを過ごしてくださいね!