雨に濡れて帰った翌日に「風邪をひいたかも…」なんて経験、ありませんか?
でも実際のところ、雨に濡れただけで風邪をひくって本当なんでしょうか?
この記事では、「なぜ雨に濡れると風邪をひくと言われているのか」「風邪の本当の原因は何か」、そして「体を守るための豆知識」まで、わかりやすく解説していきます。
この雑学を要約すると
- 風邪の原因はウイルスだが、体の冷えが免疫力を低下させて感染しやすくなる。
- 濡れた後の冷え・放置がNG。すぐに温まれば問題なし。
- 免疫力アップのカギは体温。防寒対策や温かい飲み物でサポートしよう。
そもそも風邪の原因って何?

風邪とは正式には「上気道感染症」と呼ばれる病気で、原因のほとんどがウイルスによるものです。
代表的な風邪ウイルスには以下のような種類があります。
- ライノウイルス
- コロナウイルス(※風邪を引き起こすタイプ)
- RSウイルス など
これらのウイルスが鼻や喉、気管支などの粘膜に入り込み、炎症を引き起こすことで咳や喉の痛み、鼻水といった症状が出ます。
ではなぜ「水に濡れると風邪をひく」と言われるのでしょうか?
実は水じゃなくて「体温」が関係していた!

雨や水に濡れると体が冷えますよね。
この「冷え」が体の免疫力を一時的に低下させるため、体がウイルスに対して無防備になりやすくなるんです。

やっぱり水に濡れると風邪ひくんだ!僕、昨日の夕立でビショ濡れになったんだよね…



厳密に言えば、濡れたこと自体が原因じゃないのよ。大事なのはその後、体が冷えたままだったかどうかってこと。



えっ、じゃあすぐにお風呂に入って温まればOK?



その通り!体温をキープできれば、免疫はちゃんと働いてくれるわ。濡れた服で長時間過ごすのが一番よくないの。
実は冷えによって「鼻や喉の粘膜」も弱る
寒さで体が冷えると、粘膜の血流も悪くなります。
これによって、
- 粘膜の乾燥
- 防御力の低下
- ウイルスが侵入しやすくなる
という負の連鎖が起こってしまうのです。
豆知識:体が冷えると「白血球」も鈍くなる
私たちの免疫システムで重要な働きをする「白血球」も、体温が下がると動きが鈍くなることが知られています。
逆に、体温が1度上がると免疫力は約5〜6倍になるとも言われているんです!
水に濡れて風邪をひきやすい状況とは?
次のような場合は風邪をひくリスクがグッと高まります。
- 濡れたまま冷房の効いた場所に入る
- 睡眠不足や栄養不足で免疫力が低い状態
- 湿気と寒さの両方で体温が急激に下がったとき
まとめ
- 風邪の原因はウイルスだが、体の冷えが免疫力を低下させて感染しやすくなる
- 濡れた後の冷え・放置がNG。すぐに温まれば問題なし
- 免疫力アップのカギは体温。防寒対策や温かい飲み物でサポートしよう
「水に濡れると風邪をひく」というのは半分正解、半分誤解。
大切なのは、「冷えた体をそのままにしない」こと。
とくに気温差の激しい季節は、常に体を温める意識が風邪予防につながります。
「今日はちょっと濡れちゃったな」と思ったら、温かいお風呂・飲み物・衣類のケアで、風邪知らずの毎日を!