【えっこれも!?】実は「商品名」だった意外な一般名称たち10選

私たちが普段なにげなく使っている言葉の中には、もともとは企業が開発・登録した商品名だったものがたくさんあります。ところが、それがあまりにも世の中に浸透しすぎて、今ではまるで一般名詞のように扱われているケースも…。

本記事では、そんな「実は商品名だったけど、一般名詞になっている言葉」を10個ピックアップしてご紹介!日常の中に潜む“商品名のトリビア”を学んで、知識の引き出しを増やしませんか?

この雑学を要約すると

  • 「セロテープ」「ホッチキス」「バンドエイド」など、もともと企業の商品名だった言葉が、今では一般名詞化して使われている
  • 日本語だけでなく、英語でも同様に商品名が一般化している例(例:Velcro)が存在
  • 正式名称と商品名を区別して知っておくと、知識の深みが増し、会話のネタにもなる
目次

1.セロテープ®

まずは文房具の定番、「セロテープ®」。実はこれはニチバン株式会社の登録商標です。正式には「セロハンテープ」が一般名称ですが、日本ではセロテープの知名度が高すぎて、ほぼ代名詞化しています。

知恵の妖精ミネル

ちなみに、アメリカでは“Scotch tape”が一般的で、これもスリーエム社の商品名なの。イギリスでは日本と同じ“Sellotape”が一般的よ。

2.ホッチキス

紙をパチンと留めるあれ、「ホッチキス」も商品名!
元はアメリカのE.H.ホッチキス社の製品を日本に輸入したことに由来しています。
今ではステープラー(stapler)が正式名称ですが、一般にはホッチキスで完全に通じてしまいます。
今では一般名称として広く浸透したため、現在では「ホッチキス」という名称自体は商標登録されていません。

マナブ

ステープラーって初めて聞いたよ…!

知恵の妖精ミネル

ホチキスは日本独自の呼び名になっちゃってるのね。

3.バンドエイド®

傷に貼るあの絆創膏、「バンドエイド」はジョンソン・エンド・ジョンソン社の商品名。(現在はジョンソン・エンド・ジョンソンから独立したケンビューが販売)
一般名称は「救急絆創膏」や「絆創膏」ですが、いまやバンドエイドのほうが浸透しています。

豆知識:「カットバン®」「リバテープ®」も別会社の商品名!

4.サランラップ®

食品保存の定番、「サランラップ®」も実は旭化成株式会社の製品名。
一般的には「食品用ラップフィルム」や「ラップ」と呼ばれますが、サランラップの知名度は抜群です。
ちなみに「クレラップ®」は株式会社クレハの製品名。

5.プチプチ®

梱包の時に使う、あの“つぶしたくなるアレ”。
通称「プチプチ®」も、川上産業株式会社の登録商標です。
正式名称は「気泡緩衝材」。

6.マジックテープ®

靴やポーチに使われる“ベリベリッと剥がせるアレ”、これは「面ファスナー」といいますが、商品名としては株式会社クラレの「マジックテープ®」が有名です。

豆知識:英語では「Velcro(ベルクロ)」と呼ばれ、これもベルクロUSAの商標です。

7.ウォシュレット®

トイレの温水洗浄機能を指して「ウォシュレット®」と呼ぶのも一般的ですが、これはTOTO株式会社の登録商標
正式には「温水洗浄便座」です。
ちなみに株式会社LIXILは「シャワートイレ」という商標で販売しています。

8.ジェットスキー®

水上を走る乗り物、「ジェットスキー®」は川崎重工業株式会社の商標
正式名称は「水上オートバイ(水上バイク)」「パーソナルウォータークラフト(PWC)」ですが、英語圏でも一般にはジェットスキーで認識されています。

9.オセロ®

黒と白で挟み合う定番ボードゲーム「オセロ®」は、株式会社メガハウス社の商標。
実は類似ルールのゲームは「リバーシ」と呼ばれており、「オセロ」は商標なのです。

実は「オセロ」は商品名!?意外と知らないボードゲームの真実

10.ピアニカ®

小学校の音楽の授業でおなじみの鍵盤ハーモニカ、「ピアニカ®」も実はヤマハ株式会社の登録商標です!

正式な名称は「鍵盤ハーモニカ」。ですが、ヤマハの「ピアニカ」が教育用楽器として圧倒的に普及したことで、世間では「鍵盤ハーモニカ=ピアニカ」として広まっていきました。

知っておくと役立つ豆知識

  • 商品名を一般名称のように使うと、場合によっては商標権の侵害になることも
  • 商品名をメディアなどで使うときには、原則として「登録商標マーク(™や®)」を記載する必要があります。
  • 言葉の浸透が進むと、商標が失効する場合も(例:エスカレーターなど)。

まとめ

・「セロテープ」「ホッチキス」「バンドエイド」など、もともと企業の商品名だった言葉が、今では一般名詞化して使われている。
・日本語だけでなく、英語でも同様に商品名が一般化している例(例:Velcro)が存在。
・正式名称と商品名を区別して知っておくと、知識の深みが増し、会話のネタにもなる。

商品名がそのまま一般語になっている例は、まだまだたくさん存在します。知っていると日常の“当たり前”がちょっとだけ面白く見えてきますよね。

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