この雑学を要約すると
- ジャンパーとブルゾンはほぼ同じ
- ブルゾンはファッション性の高いジャンパー
- イギリスでジャンパーはセーターになる
ジャンパーとブルゾンはどちらも冬の上着、防寒着ですが、それぞれ何が違うのでしょうか。その違いについて解説します。
どちらもほぼ同じ
結論から言うと、ジャンパーとブルゾンは違いはなく、ほぼ同じものになります。
明確な違いはないのですが、ジャンパーは丈の短い作業着の意味合いが強く、上着の古い言い方のイメージ、ブルゾンはそれらのファッション性の高いものといったニュアンスになります。
イギリスでジャンパーはセーターを指す
実はジャンパーという言い方は日本だけで使われている呼称なんです。
イギリスでジャンパーというとセーターを指します。
また、アメリカではジャンパースカート(エプロンのような服)のことを指します。
日本でも近年はジャンパーとは言わず、ジャケット、ブルゾンと言われることが一般的になりましたが、ジャンパーという名前がもとになっている服は多くあり、スタジャン(スタジアムジャンパー)、スカジャン(横須賀ジャンパー)、革ジャン(レザージャケット)、Gジャン(デニムジャケット)など、今でも伝わる一般的な服の名前として定着し、使われ続けています。
スタジャン、スカジャンの由来とは?
スタジャン(スタジアムジャンパー)は和製英語で、英語ではヴァーシティジャケット(Varsity jacket)やアワードジャケット(Award jacket)といい、それぞれ「代表チームのジャケット」、「授与されるジャケット」という意味になります。
起源は大学の野球チームの選手が出番を待つ間に肩を冷やさないために着るものでした。つまり、大学の代表チームに授与されるジャケットのため、このような名前が付けられました。
スカジャン(横須賀ジャンパー)は、日本発祥の服ともいわれており、英語ではスーベニアジャケット(土産物のジャケット)といいます。その起源は、第二次世界大戦後の横須賀米軍基地で、アメリカ軍兵士たちが記念として、日本らしいデザインである龍、鷹、虎などの刺繍をテーラーショップにオーダーしたことと言われており、それをお土産として持ち帰ったからといわれています。
まとめ
・ジャンパーとブルゾンはほぼ同じ
・ブルゾンはファッション性の高いジャンパー
・イギリスでジャンパーはセーターになる