オキアミと聞くと、エビの仲間だと思っていませんか?
小さくて透明、ピョンピョン跳ねる姿はまさにミニチュアのエビ。でも実は「オキアミ=エビ」ではないんです!
この記事では、オキアミとエビの違いを生物学的な観点からわかりやすく解説し、釣りや健康食品としての役割も含めて深掘りします。
釣り人も、栄養に敏感な人も必見の内容です。
この雑学を要約すると
- オキアミはエビではなく、「オキアミ目」という別分類の甲殻類である
- 釣りエサやサプリメントに使われる万能生物で、栄養価が非常に高い
- アスタキサンチンやオメガ3など、健康に嬉しい成分を多く含んでいる
オキアミってどんな生き物?
オキアミは、分類上「甲殻類」ですが、厳密には「エビ」ではありません。
分類で見ると…
- オキアミ:軟甲綱・オキアミ目(Euphausiacea)
- エビ :軟甲綱・十脚目(Decapoda)
つまり、同じ「甲殻類」ではありますが、分類上はまったく別のグループなのです。
たとえるなら、「犬と猫くらい違う」と言ってもいいかもしれません。

オキアミって見た目は完全にエビじゃん?やっぱり親戚でしょ?



たしかに似てるけど、分類学上は『オキアミ目』という別のグループよ。エビやカニは『十脚目』なの。脚の数や構造も違うのよ。



じゃあ、食べても違う味?



味も栄養価も違うわね。ちなみにオキアミには『アスタキサンチン』という強力な抗酸化成分が含まれていて、健康にもいいのよ。
オキアミの特徴は?


特徴 | オキアミ | エビ |
---|---|---|
分類 | オキアミ目 | 十脚目 |
脚の数 | 16本(胸脚) 10本(腹脚) 計26本 | 10本(胸脚) 10本(腹脚) 計20本 |
サイズ | 1〜6cm程度 | 種によって大小様々 |
生息場所 | 南極海を含む寒冷海域 | 世界中の海 |
役割 | 海洋食物連鎖の中心 | 食用、観賞用など |
オキアミは世界中の海に生息していて、クジラや魚のエサとなる「海の主食」。
実は世界で最も大量に存在している動物の一つともいわれています。
オキアミの用途:釣りだけじゃない!
釣りエサとしてのオキアミ
とくに海釣りのサビキ釣りやフカセ釣りで重宝されるのがオキアミ。魚の食いつきがよく、手に入りやすい点も人気です。
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✅ 健康食品・サプリとしてのオキアミ
近年では、オキアミから抽出されるクリルオイル(Krill Oil)が注目されています。
- オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)
- アスタキサンチン(抗酸化作用)
この2つが豊富に含まれており、脳の健康やアンチエイジングに効果的とされています。
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豆知識:オキアミのピンク色の正体は?
オキアミが加熱されると赤くなるのは、アスタキサンチンという天然色素のせい。
この成分は、エビやカニ、サケにも含まれており、紫外線や酸化から身を守る抗酸化物質なんです。
そのため、オキアミを食べることで、私たちもその恩恵を受けることができるんですね。
まとめ
・オキアミはエビではなく、「オキアミ目」という別分類の甲殻類である
・釣りエサやサプリメントに使われる万能生物で、栄養価が非常に高い
・アスタキサンチンやオメガ3など、健康に嬉しい成分を多く含んでいる
「オキアミ=エビ」だと思っていた人にとっては、ちょっとした驚きだったかもしれませんね。
しかしその違いを知ることで、より正確な知識や、健康食品としての価値も再発見できたのではないでしょうか。
釣りをする人も、健康志向の方も、これを機にオキアミの可能性に目を向けてみてはいかがでしょうか?