ばんえい競馬の馬が巨大な理由とは?筋肉モリモリの秘密を解説!

北海道・帯広で行われている「ばんえい競馬」をご存知でしょうか?
普通の競馬と違い、馬たちが重いソリを引いて砂の坂道を越えるという、まさに“力比べ”の競技です。
そのレースに登場する馬たち、見てみると……やたらとデカい

実はこれ、競技の性質と歴史的背景にしっかりと理由があるんです。
この記事では、ばんえい競馬の馬がなぜあんなに大きいのか、その秘密をわかりやすく解説します!

この雑学を要約すると

  • ばんえい競馬の馬は、重種馬をベースに交配・育成された特別な品種で、とにかく筋肉がすごい
  • 巨大な体は、砂の上で1トンのソリを引くために必要な構造
  • 実際のレース観戦では、迫力満点のパワー勝負が楽しめる!
目次

ばんえい競馬とは?

ばんえい競馬は北海道の帯広競馬場で開催されている唯一無二の競馬です。
通常の競馬とは異なり、馬たちは騎手を乗せるのではなく、重量が最大1トンの鉄製のソリを引きます。
このソリには鉄板が積まれており、コースには2つの急な坂(障害)があります。

「ばんえい」の意味とは?

漢字で書くと「輓曳(ばんえい)」と表記されます。
輓(ばん):引く、特に荷物や車を引くことを意味する漢字です。
→ ここでは「輓馬(ばんば)」=荷を引く馬、という意味。
曳(えい):これも「引く」という意味ですが、特に「重いものを引っぱる」というニュアンスがあります。
つまり、“荷物を引くこと”や“馬が荷を引いて進むこと”を指します。

どうしてあんなに大きい?その理由は「品種」にあった!

ばんえい競馬に出場する馬は、「ばん馬(ばんば)」と呼ばれます。
この馬たちは「ペルシュロン」「ブルトン」「ベルジアン」など、ヨーロッパ原産の重種馬(主に農耕や重量物の運搬のために改良された大きな品種)をもとに交配された品種で、通常のサラブレッドとはまったく異なります。

種類平均体重特徴
サラブレッド(平地競馬)約500kgスピード型、細身
ばん馬(ばんえい競馬)約900〜1200kg筋肉質、力自慢
マナブ

ばんえい競馬の馬ってデカくてムキムキだよね!あれってサラブレッドと別物なの?

知恵の妖精ミネル

ばんえい競馬の馬は“重種馬”というカテゴリーで、力を出すために骨格も筋肉も巨大なのじゃ。走るというより「引く」競技に特化しているんだ。

マナブ

なるほど〜。坂を上るあの姿、マジで感動するもんね!

「力」こそ正義!重い馬体のメリット

ばんえい競馬では、パワーと持久力が勝負のカギ
大きな馬体は以下のようなメリットを生みます。

  • 重量を引くための筋力が豊富
  • 砂地で踏ん張れる安定した四肢
  • 坂を越えるための心肺能力

まるでパワーリフティング選手のような体つきなんです。

ばん馬の育成にも秘密あり

この巨大な馬たちは、生まれたときから特別に育てられます。
栄養管理や運動トレーニング、体重管理など、筋肉をしっかりとつける飼育が欠かせません。
ばんえい競馬では飼料に高カロリーな濃厚飼料を使うことも多く、馬の筋肉量をキープするための工夫がされています。

レース観戦の魅力と迫力

ばんえい競馬の最大の魅力は、馬と騎手が一体となって力を出し切るドラマにあります。
重さ1トンのソリを引いて、ゴールまで根気よく進む姿に、思わず手に汗握ること間違いなしです。

そして観戦中には、馬たちの巨体から伝わる振動や息遣いまで楽しめるという臨場感も魅力!

まとめ

  • ばんえい競馬の馬は、重種馬をベースに交配・育成された特別な品種で、とにかく筋肉がすごい。
  • 巨大な体は、砂の上で1トンのソリを引くために必要な構造
  • 実際のレース観戦では、迫力満点のパワー勝負が楽しめる!

ばんえい競馬は単なるレースではなく、「馬と人との根気と力の戦い」
その馬体の大きさは、勝利への“道具”ではなく、“誇り”そのものなのです。
北海道の帯広に行く機会があれば、ぜひ一度、その迫力を体験してみてください!

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