寒い季節にホクホクとした温かさを届けてくれる「グラタン」。チーズがとろけ、ホワイトソースが絡み合うその味わいは、日本でも大人気です。でも、ふと疑問に思いませんか?
「グラタン」ってどこの国の言葉なんだろう?
今回は、そんなちょっと気になる料理のルーツを探る旅に出かけましょう!
この雑学を要約すると
- 「グラタン」はフランス語で、語源は「削る・こする」という意味の動詞から来ている
- グラタンは調理法の名称で、必ずしもマカロニが入っているわけではない
- 世界にはじゃがいもを使ったものや、チーズメインのアメリカ風グラタンなど多種多様なアレンジがある
「グラタン」の語源はフランス語!

結論から言うと、「グラタン」はフランス語です。
正式には「gratin(グラタン)」と綴り、料理の上にパン粉やチーズをかけてオーブンで焼き、表面をこんがりと焼いた料理全般を指します。
実は、フランス語の動詞「gratter(グラテ)=こすり取る・削る」から派生した言葉で、焼いた際に鍋の底や表面にできるおこげや焼き目を削って食べるという意味からきているんです。

へえ〜、グラタンってフランス語なんだ!でも、日本のグラタンってマカロニが入ってるけど、本場もそうなの?



実は本場フランスのグラタンには、マカロニが入っていないことも多いのよ。たとえば、“グラタン・ドフィノワ”っていう有名な料理は、じゃがいもを使ったグラタンなの。



マカロニだけじゃないんだ!つまり“グラタン”って、調理法の名前なんだね!



その通り!日本では“マカロニグラタン”が定番だけど、世界にはいろんなグラタンがあるのよ。
世界のグラタンいろいろ!
フランスを起源とするグラタンは、世界中で様々なアレンジがされています。
フランス:グラタン・ドフィノワ
じゃがいもと生クリーム、チーズを使ったシンプルなグラタン。フランス南東部のドフィネ地方が発祥です。
アメリカ:マカロニ&チーズ
ホワイトソースの代わりにチェダーチーズを使ったマカロニ料理。アメリカ版グラタンと言えます。
日本:マカロニグラタン、海老グラタン
戦後に洋食文化とともに広まりました。ホワイトソースにマカロニやシーフードを加えたものが主流です。
料理だけじゃない?グラタンの豆知識
豆知識1:グラタン皿にも意味がある!
オーブン対応の耐熱皿で焼くのがグラタンの基本。グラタン皿は底が浅く、焼き目をつけやすいように設計されています。
豆知識2:オーブンがないときは?
オーブントースターやフライパンでも代用可能!フライパンの場合は蓋をしてチーズが溶けるまで弱火で加熱し、最後にバーナーで表面を炙るのもおすすめです。
豆知識3:グラタンのカロリーには注意!
チーズとホワイトソースは高カロリーなので、ダイエット中の人は野菜を多めにしたり、豆乳ホワイトソースでヘルシーにアレンジしましょう。
まとめ
・「グラタン」はフランス語で、語源は「削る・こする」という意味の動詞から来ている。
・グラタンは調理法の名称で、必ずしもマカロニが入っているわけではない。
・世界にはじゃがいもを使ったものや、チーズメインのアメリカ風グラタンなど多種多様なアレンジがある。
いかがでしたか?
次にグラタンを食べるときは、ぜひその名前の由来や世界のバリエーションにも思いを馳せてみてください。
きっと、いつもの一皿がちょっと特別に感じられるはずです!