サラダにふりかけたり、パンにまぶしたり、調味料として使われることも多い「ゴマ」。身近な食材ですが、「そもそもゴマって何?」「どこからできてるの?」と聞かれると、意外と知らない人も多いのではないでしょうか?
今回はそんなゴマの正体について、ちょっと深掘りしてみましょう。ゴマが植物のどの部分で、どんな仕組みでできているのかをわかりやすく解説します!
この雑学を要約すると
- ゴマは植物の種子
- 焙煎された市販のゴマは発芽しないが、生ゴマなら育てることも可能
- ゴマには豊富な栄養素が含まれており、美容と健康に◎
ゴマは何の一部?実は「種子」なんです!
ゴマはズバリ、「植物の種子」です。
ゴマの実が熟すと、さやがはじけて中から小さな粒(=ゴマの種子)が飛び出します。スーパーなどで売られている白ゴマや黒ゴマは、まさにその種子を乾燥させたものなのです。
ゴマの種類
金ゴマ:特に香りが強く、希少価値が高い。
白ゴマ:香りがマイルドで甘みあり。和え物やドレッシング向き。
黒ゴマ:香ばしく、抗酸化作用のあるアントシアニンを含む。
ゴマの植物はどんな姿?

ゴマは「ゴマ科」の一年草植物で、熱帯アフリカ原産。日本には奈良時代に伝わったとされています。
草丈は1〜1.5メートルほどになり、夏になると淡いピンクや白の花を咲かせます。そして、花の後にできる「さや」の中に、あの小さなゴマがぎっしり詰まっているのです。
ゴマの種類
金ゴマ:特に香りが強く、希少価値が高い。
白ゴマ:香りがマイルドで甘みあり。和え物やドレッシング向き。
黒ゴマ:香ばしく、抗酸化作用のあるアントシアニンを含む。

一般的に言う”ゴマ”はゴマという植物のさやの中にできる“タネ”なのよ。



えっ、じゃあゴマを植えたら芽が出るの?



そうよ!でも注意が必要。市販のゴマには“焙煎されたもの”と“生(非加熱)のもの”があるの。焙煎されたゴマは加熱されているから発芽しないの。でも、非加熱の生ゴマならちゃんと育つ可能性があるわよ!
売られているゴマを植えたら育つの?
スーパーなどで販売されているゴマの多くは焙煎(ロースト)済み。つまり、加熱処理されているため、発芽能力が失われています。そのため、こうした焙煎ゴマを土に植えても芽は出ません。
しかし、まれに「生ゴマ」「未焙煎ゴマ」と表示されている商品があり、これは加熱処理されていない種子なので、条件が整えば発芽して育てることが可能です。家庭菜園などで挑戦してみたい場合は、以下の点に注意しましょう。
育ててみたい人へポイント
・乾燥に強いが、水はけの良い土が適している
・未焙煎・無処理のゴマを選ぶ(ネット通販で購入可能)
・ゴマは暑さに強く、寒さに弱いので、5月〜6月の暖かい時期に植える
ゴマの栄養価がすごい!
小さな粒に見えて、ゴマは栄養のかたまり。主に以下の成分が豊富に含まれています。
- セサミン:抗酸化作用が強く、アンチエイジングに効果的
- カルシウム:骨を丈夫に保つミネラル
- 鉄分:貧血予防に
- 食物繊維:腸内環境を整える
ただし、外皮が硬いため、消化吸収を良くするには「すりごま」にするのがおすすめです。
豆知識:なんで「開けゴマ!」っていうの?


熟したゴマのさやは自然と“パカッ”と開いて中の種子を飛ばします。
英語ではこの様子を表現して、“Open Sesame!”(開けゴマ!)というフレーズを扉を開けるときの呪文として使われます。
実際にこの言葉、「ゴマのさやが開く様子」から来ている説もあるんです!
まとめ
・ゴマは植物の種子であり、果物ではない
・焙煎された市販のゴマは発芽しないが、生ゴマなら育てることも可能
・ゴマには豊富な栄養素が含まれており、美容と健康に◎
「食べる」だけじゃなく「育てる」こともできるゴマ。ちょっとした自由研究や家庭菜園にもおすすめの植物ですよ!興味がわいたら、生ゴマを手に入れて育ててみるのも面白いかもしれませんね。