ゴルフをプレーしていたり、観戦していたりするとよく耳にする「バーディー」や「パー」「イーグル」といった言葉。これらの言葉が一体どこから来たのか、考えたことはありますか?
実はこの言葉たち、ゴルフのスコアを示すだけでなく、それぞれ面白い由来を持っているんです。今回はゴルフ初心者でも楽しめるよう、やさしく解説していきます!
この雑学を要約すると
- 「パー」は「標準」を意味する英単語で、もともとは競馬由来
- 「バーディー」「イーグル」「アルバトロス」はすべて“鳥”にちなんだゴルフ用語
- 「ボギー」はイギリスの“幽霊”に由来する、ちょっと皮肉の効いた表現
ゴルフスコアの基本:「パー」とは?
まずは「パー(Par)」から。これはそのホールを何打で回るのが“標準”かを表す言葉です。例えば、パー4なら4打でカップインするのが理想ということ。
「パー」は元々「平均」「標準」という意味の英単語で、ゴルフ以外でも使われています。20世紀初頭のイギリスで、競馬の世界で「par」という言葉が「標準の条件」として用いられていたことが語源だと言われています。
「バーディー」は小鳥?可愛い名前の理由とは
「パー」より1打少なくカップインした時に使う「バーディー(Birdie)」。
これは1903年、アメリカ・ニュージャージー州のゴルフ場で生まれたスラングが始まり。あるプレイヤーが素晴らしいショットを放ったとき、同伴者が「That was a bird of a shot!(すごいショットだ!)」と称賛し、それが転じて「バーディー」という表現になりました。
「bird」は英語のスラングで「素晴らしいもの」という意味もあるんです。

ゴルフで「バーディー」って、鳥の名前だと思ってたんじゃない?



うん、てっきり「鳥が飛ぶようにスコアを縮める」とかそんな意味かと…!



その発想もロマンチックだけど、実はアメリカのスラングから来てるのよ。英語の俗語って奥が深いでしょ?
「イーグル」や「アルバトロス」は鳥の名前!意味は?


「バーディー」よりさらに少ないスコアでカップインした場合は、「イーグル(Eagle)」や「アルバトロス(Albatross)」になります。
- イーグル(2打少ないスコア)
「バーディー(小鳥)」よりさらに上ということで、「イーグル(ワシ)」という大きくて力強い鳥の名前が使われるようになりました。 - アルバトロス(3打少ないスコア)
さらに希少で難しいスコアのため、「アルバトロス(アホウドリ)」という、空を長時間飛ぶ大きな鳥が象徴として使われます。
つまり、ゴルフのスコア名は「鳥」にちなんで格付けされているんです。
豆知識:なぜ「ボギー」はネガティブなの?
パーより1打多い場合は「ボギー(Bogey)」といいますが、これはもともとイギリスの歌に登場する“幽霊”の名前から来ています。「ボギーマン」は日本語で言うと「おばけ」みたいな存在。
つまり「ボギーを出す=悪霊に取りつかれたようなショット」という、ちょっと皮肉めいた意味も込められていたんです。



ボギーって、なんかちょっと不名誉な響きがあるなと思ってたけど…



まさか幽霊が関係してたなんて、ちょっとゾクッとしちゃうわね!
ゴルフの用語は歴史とユーモアがたっぷり!
ゴルフは伝統あるスポーツですが、その用語には歴史的背景や当時のユーモア、文化がたっぷり詰まっています。スコアの呼び名一つひとつに、こんな物語が隠れていたとは驚きですよね。
これを知っていると、プレイ中の会話のネタにもなるし、観戦時の楽しみもグッと増しますよ!
まとめ
・「パー」は「標準」を意味する英単語で、もともとは競馬由来。
・「バーディー」「イーグル」「アルバトロス」はすべて“鳥”にちなんだゴルフ用語。
・「ボギー」はイギリスの“幽霊”に由来する、ちょっと皮肉の効いた表現。
この記事を読んだあなたも、次にゴルフに行くときはぜひこの雑学を披露してみてください。きっと周りから「物知り!」って一目置かれますよ!
他にも知りたいゴルフの豆知識があれば、ぜひコメントやシェアで教えてくださいね!