「エビフライにはオーロラソース!」
そんな定番フレーズでおなじみのこのソース。でも、ふと疑問に思ったことはありませんか?
「なんで“オーロラソース”って言うの?空に輝くオーロラと関係あるの?」
実はこれ、大きな勘違いかもしれません。
今回は、多くの人が誤解している**「オーロラソース」の本当の意味と由来**を、ちょっとした雑学と一緒にわかりやすく解説します!
この雑学を要約すると
- 「オーロラソース」は本来「夜明けの色」を意味するフランス語「Aurore(オーロール)」が由来
- 空に現れる光の現象「極光(Aurora Borealis)」とは関係なし!
- ○○の由来も同じだった
そもそもオーロラソースってどんなソース?
まずは基本から。
オーロラソースとは、一般的にケチャップとマヨネーズを1:1で混ぜたソースのこと。これにレモン汁やタバスコ、ウスターソースを少量加えて味を調えるレシピもあります。フランス料理のソースの一種で、冷製料理によく使われます。
用途としては、
- エビフライ
- ハンバーガー
- フライドポテト
- サラダ など、幅広く使える万能ソースです。
オーロラソースの誕生と進化
オーロラソースの元祖は、フランス料理で使われるベシャメルソース(ホワイトソース)にトマトピューレを加えた「本格派」オーロラソース。日本でよく知られるケチャップ+マヨネーズタイプは、より手軽に家庭で作れるアレンジバージョンです。
豆知識:「オーロラソース」はフランス料理だけじゃない!
アメリカでは「フライソース(Fry Sauce)」と呼ばれ、アイダホ州やユタ州などではポピュラーな調味料。アイスランドでは「コクテイルソース」としてエビと一緒に出されることも。
「オーロラ」(極光)が由来じゃない?

オーロラソースって、名前の響きからして、空に出るあの幻想的な“オーロラ”と関係あるの?



実はね、それ全然関係ないの!
あの極光(Aurora Borealis)とは無関係で、名前の由来はフランス語の「オーロール(Aurore)」という単語から来ているのよ。
「オーロール(Aurore)」とは?
フランス語の Aurore(オーロール) は、「夜明け」や「暁」を意味する言葉。
つまり「ソース・オーロール(sauce Aurore)」は、“夜明けのような色のソース”という意味で、淡いピンク〜オレンジ色の見た目をイメージしています。
つまりオーロラソース=極光(Aurora Borealis)ではなく、オーロールソース=夜明けの色(Aurore)が由来だったんです!
日本で定着した「オーロラソース」
日本では、フランスの「ソース・オーロール」をアレンジして、もっと手軽に作れるようにしたのが「ケチャップ+マヨネーズ」のタイプです。
言葉が似ているため「オーロール(夜明け)」が「オーロラ(極光)」に変化し、いつの間にか名前だけが独り歩きしてしまったんですね。
・英語「Aurora」=極光(オーロラ現象)
・フランス語「Aurore」=夜明け・暁
どちらもラテン語の「Aurora(夜明け)」に由来していますが、意味は異なるんです。
まとめ
・オーロラソースとは、一般的にケチャップとマヨネーズを1:1で混ぜたソースのこと。
・「オーロラソース」は本来「夜明けの色」を意味するフランス語「Aurore(オーロール)」が由来。
・空に現れる光の現象「極光(Aurora Borealis)」とは関係なし!
次に誰かとオーロラソースをかけて食べるときには、
「これ、“極光”じゃなくて“夜明け”なんだよ」
とちょっとした雑学を披露してみてはいかがでしょうか?
美味しさに加えて、会話も一味深くなるかもしれませんよ!