「ビール=黄金色」というイメージは、多くの人が持っているのではないでしょうか?
なぜビールは美しい黄金色をしているのか、その理由を科学的に解説します!
この雑学を要約すると
- ビールの黄金色は、主に麦芽の種類と焙煎具合によって決まる。
- 「メイラード反応」によって、麦芽が加熱されると色が変わる。
- ホップや酵母も多少影響するが、色の決定要因は主に麦芽と化学反応。
目次
ビールの色を決める主な要因
ビールの黄金色は、主に以下の3つの要因によって決まります。
①原料の「麦芽(モルト)」の種類と焙煎
②ビール製造過程での化学反応
③ホップや酵母の影響
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①麦芽(モルト)の種類と焙煎が色を決める

ビールの主な原料は「麦芽(モルト)」です。麦芽とは、大麦を発芽させて乾燥させたもの。
この麦芽を焙煎(ロースト)することで、色が変化します。
- 焙煎が軽い麦芽 → 明るい黄金色のビール(ピルスナーなど)
- 焙煎が強い麦芽 → 琥珀色や黒いビール(エール、スタウトなど)
つまり、黄金色のビールは、焙煎が軽めの麦芽を使用していることが多いのです。
②醸造中に起こる「メイラード反応」


なんで麦芽を焙煎すると色が変わるの?



それはね、”メイラード反応”という化学反応が関係しているんだよ!
麦芽を加熱すると、「メイラード反応」という反応が起こります。これは、糖とアミノ酸が加熱によって反応し、褐色の物質(メラノイジン)を作り出す現象です。
この反応は、焼いたパンの表面がこんがり色づくのと同じ仕組み。



なるほど!じゃあ、ビールの黄金色は焼いたパンと同じような現象でできるんだね!



そうだよ!しかもメイラード反応は、ビールの香ばしい風味にも影響しているんだ。
③ホップや酵母の影響


ビールの醸造には「ホップ」と「酵母」が欠かせません。
- ホップ:ビールに独特の苦味と香りを与える植物。色にもわずかに影響を与える。
- 酵母:発酵を行い、アルコールを作り出す微生物。酵母の種類によってもビールの色が変わることがある。
ただし、ビールの色の大部分は「麦芽」と「メイラード反応」によるもの。ホップや酵母の影響はそこまで大きくはありません。
【豆知識】ビールの色の単位「EBC」とは?
ビールの色の濃さは「EBC(European Brewery Convention)」という単位で測定されます。
- EBCが低い(10以下) → ラガービールのような明るい色
- EBCが高い(100以上) → 黒ビールのような濃い色
例えば、黄金色のビールで有名な「ピルスナー」は、EBC 5〜10くらいです。
まとめ
- ビールの黄金色は、主に麦芽の種類と焙煎具合によって決まる。
- 「メイラード反応」によって、麦芽が加熱されると色が変わる。
- ホップや酵母も多少影響するが、色の決定要因は主に麦芽と化学反応。
ビールの黄金色の秘密、楽しんでいただけましたか?
次にビールを飲むときは、ぜひその色にも注目してみてくださいね!